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そらみたことか

生きてるように生きたい

住んできた街が好きな街。

今週のお題 日記

神奈川の平塚という街で育った。
育った家の周りは田んぼに囲まれていて夏にはとにかくカエルが五月蝿いぐらいに泣いていた。近所の用水ではザリガニが捕れたし、自転車に乗り始めてからは田舎道や近くのドブ川の土手沿いを走りまくって夏の虫に突っ込んでいっていた。人生の半分を過ごしたので思い入れは強い。今も両親や兄弟は住所こそ変わったけれどもその平塚という街に住んでおり、たまに帰ると、実家にしかない唯一無二の時間の流れにぬくもりを感じる。海もあったしいいところだった。
一人暮らしをはじめたのは東京の都下にある花小金井だった。住所だと東久留米市。なんでそんなところに?というのは今でも疑問なんだけど初めての一人ぐらしでとりあえず不動産屋さんの言われるがままに決めてしまっていた。でもそこで一番付き合いの長く深い友に出会う。その後数年して中野に移る。中野もいい街だった。飲み屋が溢れているし、街が適度にギュッとしているし、新宿に近いけどあんまりオシャレじゃない(良い意味で。また東京に住むことがあったら中野もいいかも、と思えるところだ。実際にはまだ住んだことのない街を選ぶだろうけど。その後北に300㎞杜の都仙台へ。2012年1月のこと。もう5年目に突入。もう第2の地元の扱いですっかり馴染んでしまっている。基本なんでもあるし、食い物は当然美味い。肉も魚も美味い。そして日本酒が美味い。人生を豊かにするのは一番に食で、ついで酒であるので、これは堪らないのだ。あの震災の日から5年が過ぎて、今も変わらないところと変わったところといろいろあるし、一生付き合っていく。

今まで過ごしてきた街には、それぞれの思い出があってそれぞれの良さがある。やっぱり実際に住んだ街っていうのはついつい特別なものにしてしまうけど、関わりあいの度合いが違うし、なにより人生の一部であるから。住んでない街でも好き、はあるけど、本質的な好きというより、外見が好き、という感じでいざ語ろうとすると言葉を多く持てなかったりするのだ。毎日歩いて、メシを食い、そこで生活するから好きになるのだ。なにか特別なものがあるわけではない。単純にその街が好きなのだ。


今週のお題「好きな街」