そらみたことか

生きてるように生きたい

『LIFE!』は素晴らしい人生の映画だった。


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やたらと評判がいいらしい、という情報のみで。タイトルベタだよなあーと思ってだけ見始めたら裏切られた。いい意味で。



空想癖(妄想癖?)のある冴えない男がまさかのグリーンランドアイスランドやヒマラヤに雑誌の表紙用ネガをもってるはずの写真家を探しに冒険をしにいく、んだけどこれが男心をくすぐる作りになっていて、こんな人生を俺も送りたい!と思っちゃったりしちゃう素晴らしきかな映画でした。

空想の映像化がユニークで美しく引き込まれていくし、自然の映像の美しさにため息。テンポがいいしスイッチが入って会社を飛び出していく瞬間、ヘリに乗るために走り出す瞬間、チャリで、スケボーで、人生を走っていくたびにいい表情になっていくその度にワクワクとどきどきが高まっていく!冴えない男だったはずなのにかっこいいじゃん!もうこの映画大好き!ってなりました。

ファンタジーでコメディでアドベンチャー。想いを寄せる女性との距離感やSNSの担当者との友情、とか脚本と演出絶妙でベン・スティラーってこんないい映画を撮れる人だったんだね。本人の演技ももちろん素晴らしい。


見終わった後、すぐ見返したい、と思わせるぐらいハッピーな映画でした。だから映画って面白い。




以下引用。

凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを、ベン・スティラー監督・主演で描くヒューマンドラマ。夢を諦め、写真雑誌の写真管理部で働く地味な中年男性が、ひょんなことからニューヨークをたち世界中を巡る旅を繰り広げる様子をファンタジックに映し出す。物語の鍵を握るカメラマン役で『ミルク』などのショーン・ペン、主人公の母親役で『愛と追憶の日々』などのシャーリー・マクレーンが共演。壮大なビジュアルや、主人公のたどる奇跡のような旅と人生に目頭が熱くなる。

雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランドアイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。